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おにごっこをする理由

おにごっこをする理由

おにごっこ。みんな大好きでサンライズではほぼ毎回行っています。

そんなおにごっこですが、子どもが喜ぶからしているだけでなく、いろんな効果を見越して行っています。

どんな効果があるのか改めて整理してみました。

【おにごっこってどんな効果があるの?】

おにごっこを行う理由は主に3つ!

  1. みんな楽しい(こころとからだのウォーミングアップ)
  2. コミュニケーションが図れる(駆け引きと協力)
  3. ステップ・スプリント・持久走の3つの要素(多様な運動)

①みんな楽しい(こころとからだのウォーミングアップ)

楽しい。まずはそれが一番です。

かけっこ教室に来ている子のほぼ全員がおにごっこが大好きです。

サンライズでは1年生から6年生まで一緒に練習していますが、みんなおにごっこを楽しみにしています。(なかにはおにごっこがしたくて来ているんじゃないかと思うくらいの子も。。笑)

 

朝6時半に集まってきた子どもたちに、いきなり走り方について説明して練習するよりも、リラックスしながら始められて段々と本気モードに自然となっていくおにごっこは、こころとからだのウォーミングアップという意味で最適だと考えています。

なので基本的に、子どもたちの意見や人数、メンバーを見てその場で内容を決めています。

②コミュニケーションを図れる(駆け引きと協力)

おにごっこは”対ひと”で行うものです。

かけっこは誰かと一緒に走ったり、勝負したりもありますが、基本的には自分のタイムをいかに速くできるか。そこが焦点になります。

しかしおにごっこの場合は「おに」という相手がいて、その相手との関係で結果が決まります。また「氷おに」や「けーどろ」などでは味方を助けたり助けられたりという、味方同士で協力し合う関係が生まれ、挟み撃ちにする作戦を考えたり、捕まえた人を見張る人の役割を分担したり、戦略的な考えを状況に応じて考える発想力やそれを話し合うコミュニケーション力が身に付きます。

スポーツに限らず、人として生きる力に直結する能力だと思います。

 

③ステップ・スプリント・持久走の3つの要素(多様な運動)

そして、おにごっこには様々なスポーツに応用できる多様な運動要素が含まれます。

相手に応じて進行方向やスピードを変えるためのステップワーク、ここぞで仕留めに行くときのスプリント動作、時間内で相手を追い続ける、逃げ続ける持久走的要素などおにと逃げる人のバランスがいいと、非常に優れたフィジカルトレーニングになります。たまに保護者の方にもご協力いただいて一緒にやることがありますが、、結構キツイのがよくわかると思います。

 

本気で相手から逃げるときの、力を100パーセントを出し切る感覚などは、ただ競争したりタイムを測定する時よりも体感しやすい子も多いと思います。実はこの「力を100パーセント発揮する」というのも、普段の生活では体感しにくく、意外と苦手な子も多かったりします。

 

朝の運動で、体に好影響を与えるさまざまなホルモンが分泌されるという研究結果が出ていますが、成長ホルモンの分泌を促進し、身長を伸ばすのに効果的な運動としてもおにごっこは非常に効果的と考えられています。

 

まとめ

以上、改めておにごっこをする理由をまとめてみました。

ウォーミングアップの意味合いもありますが、子どもにとって大きな意味合いがあるおにごっこです。一緒に入ってみるとわかると思いますが、場合によってはおにごっこが一番ハードな練習になったりもします。

 

朝のかけっこの時間で、いつもの1日がより良い1日に感じられる。

 

足が速くなるだけでなく、そんな時間に今後もしていきたいと思います。